大腸がん検診と、再検査のお知らせをもらってからのこと。
夢のようなイタリアから帰って、たまっていた郵便物の中に、がん検診の要精密検査の通知(三種受けたうち二つが疑い)があったという話をしましたが、遺伝的要素があっていちばん心配していた乳がんは再検査でさらっとクリア。
反対に、ここはまさかね~と思った大腸がん疑いが尾を引いております。今回は気の進まない再検査の末に一泊入院になった顛末。
大人世代はご存じでしょうが、大腸がん検診は2回の検便💩。2回とも潜血なしだと95%大丈夫。うち1回でも潜血があると「大腸カメラ」になります。
大腸がんは早期発見が大切!どんなに嫌でも検査はちゃんと受けましょう
大腸がんは、早期に発見できれば本来は生存率の高い病気だそうです。検査がいやで手遅れになるケースが多いとのこと。
こんなに大切な事なので、未体験の人をあまりおどろかしてはいけませんが、自分自身が二回目の検査で少しコツをつかめたので、もしかして予備知識で少しでも楽になる人があればと思い、まずはこのカメラの経験を(恥ずかしい話含めて)公開します(*ノωノ)
もちろん人によって(または体調や、主治医の先生との相性?)で感じ方が違うようで、
下剤でヒリヒリするのに肛門から💦カメラを入れるのが痛い、とか、
入ったカメラが大腸の中を動くのが痛いとか、大腸の曲がり角が辛いから麻酔必須、
という人もいますが、私にはそこはたいした問題ではなく、カメラを入れるために腸をきれいにする過程がなにより一番いや。
大腸を早くきれいにするには、1週間も前から食べ物に気を付けた方が良いらしいけど…初回は真面目に受けとめなかったために苦しむ
はじめてこの検査を受けたのは3年前。ちょうど夫が糖質制限ダイエット中で、「できれば何日か前から消化の良いものを。前日食べるものは米、パン(焼かない、耳は食べないなどの細かい制限付き)、うどん(ネギ入れない)」 などなどきびしい指示書もらったのに、「要するに全部出せばいいんでしょ!」と、完全に舐めてかかってました。前日も鶏むね肉とブロッコリーをワシワシかみ砕いていたような💦


自宅でお腹をきれいにする場合(個人病院にて検査)
その時は近所の個人医院だったので言われるままに、持ち帰った下剤を自宅で、朝から指示通りに飲みました。(今回大きい病院で検査をすることになってあらためて、この過程を病院ですることがある、と知りました)
前夜、9時に下剤を飲んだ後は朝まで絶飲食。水は飲んでもよい。ここまでは自宅でも病院でも同じ。
自宅の場合、翌朝はモビプレップという下剤を水で溶かし、2リットルの水薬にして、時間をかけて少しずつ飲みます。
表現しがたい、いや~な痛みが来てトイレに座る。部屋に戻って、また飲んでトイレに走る、を繰り返し、便秘症の私が、さすがに在庫少なくなったかと感じるころには、手の指先が冷たくて湯たんぽを引っ張り出すことに。
目はチカチカして、終わりは見えず…やっと、病院で「このくらいの便になったら来てね」と言われた状態になるころにはぐったり。家族に運転してもらって病院に行きました。
肝心の検査についてはそんなに嫌な記憶はなく…とはいえカメラ挿入時「力を抜いて」の指示に渾身の力を込めて深呼吸を試みた結果、翌日全身が筋肉痛になったのですが(笑)
過ちを繰り返すまいと、二日前から素うどんを食べてのぞんだ二回目の検査。
今回の検査は二日前から病院でもらった指示書どおり繊維を避けてでんぷん主体。おもに豆腐を入れたうどんを食べました。
そして夜、下剤を飲んで、いつものように睡眠時無呼吸症候群の治療のCPAP装着して就寝。
朝4時ごろからにぶい腹痛で目が覚めて、CPAPを外してトイレへ、排便。CPAPつけなおしてベッドに戻る。また腹痛、の無限ループ。5回目くらいでもう寝ることは諦め、CPAPを片付け、覚悟を決めてトイレにこもりました。
「この下剤は、検査当日、眼ざめとともに穏やかな排便を促すもので、酷い腹痛が起きるようなことがあったら電話を」と言われた電話番号を探すけど見つからず、気づけば夜が明けていました。
7人が小部屋で待機して粛々と下剤を飲む。(総合病院での検査)
7時。着替えをする頃にはお腹すっかり空っぽになって爽快な気分で病院へ。途中でお腹が痛くなっては困るので家族に送り届けてもらいました。
持ち物は問診票と、水1リットル。(下剤修行中に足りなくなってさらに買い足しました)それから暖かい上着と使い捨てカイロ。前回の教訓を活かしました。
病院では受付のあと、今日一緒に戦う7人のグループと対面。
血圧測って問診受け、トイレの場所を教えてもらってから小さな部屋に案内されました。壁に向かってコの字型に並べた長机に、それぞれの名前を書いた下剤、モビプレップ(すでに2リットルの水で溶かしてある)と紙コップが置かれています。
「10分おきに紙コップ一杯、だいたい200㏄を飲んでください。薬の味がいやで辛かったらお水を少し飲んでもいいけど、水分とりすぎで薬が飲めなくならないよう加減して。1時間で1リットル飲んで、写真のような便になったらナースに見せてください、2回「合格」と言われたら準備完了です」と黄色い液体の画像を見せられスタート。
励ましあいながらの集団下剤修行。全く気の晴れない会話でも盛り上がる女性陣と、黙り込む男性陣。
え?便を見せる??2回合格をもらうまで?男女入り混じった下剤修行という状況がまだ呑み込めないうちに繰り出されるパワーワードの数々。
こういう時は感情のスイッチを切るに限ります。
壁際の長机に座ってスマホいじりつつ、誰かが紙コップに下剤を継ぎ足す音に、慌てて時計を確認して飲む、を10分おきに繰り返します。
「こんな薬いくらでも飲める」といきがって、一気にがぶがぶ飲み干したおじさんが噴水のように吐き戻した、と友達が経験談を話してくれたのを思い出し、自分を戒めつつ周りとペースを合わせて適量を守りました。
はじめのうちは恐縮しながら個室のブザーで看護師さんを呼び、「あーまだまだですね。このツブツブが完全になくなるまで頑張って!と激励されては、周りに聞こえるじゃんとあたふた。
数回繰り返すうちに羞恥心も音を立ててトイレに流れていったような♪そしてこのあたりから女性陣は普通に会話が始まりますが、男性陣は最後まで無言でした。
男性のうち1人は下剤だけでは充分きれいにならず浣腸もされた様子。本人は何も言わないけれど、看護師さんがみんなの前で質問するので全部わかってしまいます💦これは辛い。
下剤を飲む部屋からトイレまでの往復も回数を重ねるうちに公開処刑の様相を呈していきます。廊下の壁に掛かったテレビを、反対の壁際に並んだソファで見ている人の前を、お腹を押さえて何度も駆け抜けるのですから。(これは私が検査を受けた古い総合病院での様子です。医療機関によって事情が違うと思うので、病院選びのご参考にどうぞ)
ほかの女性2人が先に合格していくのを祝福し、励ましてもらい。完全に澄んだ液体だけのきれいな💩を看護師さんに2回みとめてもらって7人の中で4番目にやっと合格。
カメラは午後に開始なので、12:30まで待合室のソファにぐったり座って待ちます。
やがてこの日の戦友7人が無事修行を終えました。
病院なのでみんなそれぞれに何かしらの事情があって座っているのですが、すっかりお腹を空にされ、心もとない気持ちで一般の患者さんの中に座っているのは心細いものでした。
検査室に移動。お尻の割れた検査着に着替えて順番を待つ
次に案内されたのは検査室の隣の中待合。順番に着替えてお尻をすーすーさせた老若男女たち。でも変な仲間意識が沸いてここではあまり居心地悪くありませんでした。普通に考えたら充分おかしなシチュエーションですが。
順番に呼ばれていざ検査台へ。横になってお尻からカメラを挿入。モニターを見ながら大腸の中を調べてもらい、「きれいですね~」と言われてお礼を言い、助手の人を笑わせてしまいながら(誉め言葉はありがたく受け止める主義です)和やかに検査終了、のはずが。
一番奥まで見たのでカメラ抜きます。入れるときに見つけたポリープもう一度確認しますね。あ、思ったより大きいですね。10ミリはあるなあ。あとで一泊入院の予約入れてくださいね~(つづく)


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