ドロミテ・レンタカーの旅 DAY6|Tre Cime di Lavaredo ②|  SAS患者のイタリア旅行記(13)

トレ・チーメ東の峠からのながめ Travel旅行と外出
東の峠、フォルチェッラ・ラヴァレードからの眺め

トレ・チーメをぐるっと、北周り。可能な限りショートカットでほぼ円形に

急がば回れ、という言葉がありますが、…「こっちの方が近くに見える」いう理由で、(たぶん)👇のようなルートを歩くことになった私たち。崖を登って、降りて。ガイドブックのルートはDからEまで、もう少し北側に膨らむようなのですが💦

結果、移動距離は短く、歩く人は数人しかいないので、とても贅沢な景色を堪能しましたが、体力の消耗は激しかったのかもしれません。

このトレッキングのを画像をメインにお伝えします。

あくまでも、「山歩き初心者、しかも極度の方向音痴」な私が、夫の背中について歩いた記憶と、スマホの画像に入った時刻とを手掛かりに苦手な地図をにらんで整理したものです。正確なルートは信頼できる(最新の)情報をよくお確かめください。

起点のアウロンツォ小屋を、時計の六時の方向とすると…

目指したのはトレ・チーメを中心に北周り(反時計周り)のルート。ほぼ円形です。

時計の文字盤を頭に浮かべて、六時の地点から出発したと想定してこの後の行程をお読みください。

トレ・チーメの三つのピークは文字盤の真ん中を九時から三時にかけて横断するように並んでいます。九時の右隣にOvest=西の頂、真ん中がCima Grande=大きい頂、Cima Piccoloの右隣に三時があります。

地図のC地点あたり。五~四時の地点。乗馬で通り過ぎていく人たち、羨ましい~

トレチーメの山の上にいる牛
あちこちでカウベルがちりんちりん♪と聞こえます。どこからきているのかしら?と、観光客同士で話題になっていた牛

起点の六時の地点からここまで、ほぼ平坦で歩きやすいといわれているところ。山肌から割れ落ちたドロマイト(石灰岩)で、平らでもごろごろと足元は悪い。

放牧されているらしい牛がたくさんいて、この子たちの💩があちこちに落ちており、踏まない様に気を付けなくてはなりません。

これはかなりフレッシュ、わぁ、こちらは生乾きで発酵している、誰か踏んだのね💦と独り言を言いながら跨ぎます。よく乾いて風に舞う💩もあって油断ができない(笑)

四~三時の地点。恋しかったお日様の光で汗が噴き出す。そしてショートカット癖が始まる💦

この辺りから、少しでも距離が短そうな脇道を認めると行ってしまう私たち。

おかげで道幅狭くなってきて、ゴロゴロする石で滑って崖の方に転んだら…と、不穏なイメージが頭をよぎり、できるだけ山側を歩きます。

トレ・チーメ周遊のトレッキング
トレ・チーメ周遊トレッキング
だんだん薄着になってくる

D地点、二時の方向。フォルチェッラ・ラヴァレードで、トレ・チーメを横から眺める

トレ・チーメ、フォルチェララヴァレードから
崖を登って、フォルチェッラ・ラヴァレード。真横から眺めるピーク。画像を拡大して、点のようなハイカーを探してください。サイズ感が分かってもらえるはずです。

汗だくになって立ったこの絶景ポイント!当然ですが、さえぎるものの無い尾根の上で、風が吹き荒れ、さっきまでの汗が急速に冷えていくので慌ててまた一枚ずつ服を重ねます。

ぶるぶる震えながらも半袖、ショートパンツの若い西洋人の男の子に、大丈夫?と聞いてみたら、「手足が寒くてもBODYを保温していれば大丈夫」とのこと。「末端を冷やしてはいけない」という東洋の考え方と大きく違うのを感じました😲

モンテ・パルテノの堂々とした雄姿。そちらに向かっていくハイカーを横目に、左手眼前に開けた道なき(?)脇道をめざして、ガガガっと崖をくだる。

目の前に延びるルートをやめて、こっち行ってみる?と、またショートカット。左の崖をジグザグに降ります。

フォルチェッラ・ラヴァレードから右手に歩いていく人たちを眺めつつ、左にそびえたつトレ・チーメの足元に延びる、かすかな人の足跡(ナスカの地上絵みたいな)を頼りに、ジグザグになった崖をガガガッツと降りてみます。なんという無謀な💦と、途中三回くらい反省しましたが、やりかけたことなのでとにかく進む。写真を撮る余裕もありませんでした。

フォルチェッラ・ラヴァレードから谷へ降りる
フォルチェッラ・ラヴァレードからジグザグに崖を下って、やっと足元平らに。標高下がって、トレ・チーメがまた大きく見える。
トレチーメ101のトレッキングルートをあるくひとたち
遠くに蟻の行列のように見える平和な道を選んだハイカーたち。とらなかったルートはどんなだったのかな

遠くのトレッキングルート(北側に迂回する)をのんびり歩いている(ように見える、笑) 蟻の行列のようなハイカーをちらちら見つつ、数少ない脇道ハイカーたちと抜きつ抜かれつしながら進みます。先ほども言いましたが、峠の上からは「ナスカの地上絵」のようにうっすら道らしきものが見えたものの、いざ行ってみると定かではありません。

ヘリコプターの音が響き、Cima Grandeに赤い点のように見えていたのが登山者で、救助されるところと知る。山の厳しさに身が引き締まる。

水を飲んだりして休んでいるうちに、どこからか現れた10人ほどのグループに遭遇。先導しているガイドさんがCima Grandeの方を指さしてなにか話しているので、さっきから聞こえているヘリコプターは救助なの?と聞いてみました。Yes、エマージェンシーだよ、とのこと。

垂直の壁に見えるところを登る人がいるのに驚いたと同時に、半額だったので買い求めたウェアが派手で少し恥ずかしいと思っていましたが、救助してもらうときは役に立ちそうと、また不穏なことを想像しました(笑)

どこが道なの?という感じ。時々現れるハイカーが確信を持って歩いてるように見えるので、安心してまた歩く。

十二時の方角に到着。

朝一番に見たのとは反対方向から、トレ・チーメを眺めるポイントまで来ました!

トレ・チーメ北からの眺め
いよいよトレ・チーメを北から真正面に臨みます。
この周辺の足元の石は、白っぽい。いかにも石灰岩という色です。

朝ごはんの残りのパンと、水と、チョコレートでランチ。これだけなのに、染み渡る♡

トレ・チーメを見ながら、何も入っていない素朴なパンをかじっていたら、カラスがやってきました。自然との共存のために
パンくずを落とさないよう気を付けて食べます。

やっとゴール!と思ったら、じつは十一時方向~ここから先が長かった💦

やった、やった、ここまできた~で大喜び。バス停までは戻らなくちゃいけませんよね💦

トレ・チーメを裏側からみて、達成感でいい気分になっていたら…今こう書いていたら当然のことに苦笑するしかないのですが、3分の1ほどの道のりが残っていたわけです。

十一時から七時までは、修行のようなガレ場が続く(´;ω;`)ウゥゥ←という主観。実際は絶景

記憶では、ただただ苦行だったこの道
こんどは左に崖を見ながら歩く。雨が降ってきたら滝になりそう!
公式トレッキングルートの道しるべ
この日もとうとう「絶景疲れ」だったのか、苦行でしかなかった記憶なのに、残っている画像はこんなすごい景色!

バス停にはちょうど4時間後に帰着。帰りのバスに乗車。

へとへとになってバス停に戻ったら、ちょうどバスが入ってきたところでラッキー‼

午後のここ時間でもまだ上がってくる人がいて、たくさんのハイカーがバスから降りてきました。

往復のチケットを買ってあったのですんなり乗車、帰りは座れてありがたい。

朝とは逆のルートで車を止めているところに戻ったのは14時前。長いような短いような、現実と思えない濃密な4時間でした。

レンタカーのパネルに警告!

駐車場で荷物を積み、最後の山小屋で水筒に汲んで来た湧水を飲んで余韻に浸っていると、エンジンをかけた夫がここで静かに告げます。

「今朝から車のパネルに警告が出ている。今日の観光はここまでにして、車の異常について調べるよ」

エンジンをかけなおしたら消えるかも、という一縷の望みをかけつつ、いらぬ心配かけない様に黙っていてくれたそうです。

物騒な警告ランプがついたレンタカーでホテルまで帰れるのでしょうか?続きはこの次のお話をご覧ください!

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