イタリアでレンタカーを運転するときの注意点まとめ|ZTL・高速・山道・ドロミテ1000km走行体験 

イタリアの道路を走る自動車 Travel旅行と外出
静かな山道。「絶景を楽しみながらのんびり」とばかりはいきません

本記事は2025年9月、実際にイタリアで1000km以上運転した体験をもとに執筆しています。

イタリアでレンタカーを運転するのは不安ですか?
ZTL違反、高速道路の料金所、右側通行、山道の運転…。

私たちは2025年9月に実際に1000km以上走行し、失敗も経験しました。
この記事では、これからイタリアでレンタカーを運転する方が出発前に知っておくべき注意点と具体的対策を体験ベースでまとめています。


この記事でわかること

  • イタリアでレンタカーを借りる前の準備(国際免許・保険・車種選びのポイント)
  • ZTL(交通規制区域)の仕組みと違反を避ける方法
  • イタリアの高速道路「アウトストラーダ」の料金所の通り方と支払い方法
  • 駐車場の区画線(白・青・黄色)の意味とチケットの買い方
  • ドロミテ山道など、山岳道路を安全に走るコツ
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療中でも無理なく運転するための工夫

せっかくの自由旅行だから自由に移動したい。
でもちょっと不安…。

そんな方が安心してハンドルを握れるよう、実体験からまとめました。**本記事は2025年9月、実際にイタリアで1000km以上運転した体験をもとに執筆しています。

準備編:出発前に国際免許を申請

イタリアでの運転には、日本の免許証と、国際免許証が必要です。

私は睡眠時無呼吸症候群があり、CPAPで治療をはじめましたが、まだ集中力に自信がありません。海外での運転は辞退したいけれど、万一夫が運転できない事態が起きたときのことを考えて、国際免許は二人分を取得。

国際免許証は後日(有効期限が切れてからでよい)返却するので、旅行が終わっても大切に保管。

この👇画像が国際免許。星のところは住んでいる都道府県名。取得した後はコピーも作りました。

国際免許証

発行から一年有効なので、早めの準備は大切ですが、早すぎないように💦

②運転免許センター、免許試験場、(一部の)警察署などで交付してもらえます。場所によって即日発効、または後日受取も。詳しくはお住いの免許センターなどに問い合わせてください。

③必要書類(すべて有効期限内であること)

  • 日本の免許証
  • パスポート
  • (以前にも交付されてまだ持っていれば)失効済みの国際免許証
  • 発行手数料は1人2350円~(…とサイトにもでていますが、値段に幅があるのかは謎。私たちは2人で4700円でした)

レンタカーは、しっかり選びたいので日本で予約。

コスパを考えたらもっと良い方法があるのでしょうが、私たちが「海外での心配事を最小限に抑えることを第一に」考えてしたのは…

  • 予約は日本の旅行サイトで、じっくり時間をかけて、レビューなど参考にしながら選ぶ。
  • 受取、返却のロケーションに注目。公共交通機関のアクセスは良いか、周辺は運転しやすそうか(イタリアの都市部は道路が狭く、一方通行なども多い)
  • 保険は免責なしのフルカバーを付帯。お金で買える安全を重視しました。
  • 車種選びは、普段使い慣れているものに近いのはもちろん、防犯のために「持参するスーツケースが見えないところに収納できる」ことを考慮する    

お守り代わりに私の分も国際免許を取ったので、運転者も(追加料金を払い)二人分登録しました。使いませんでしたが(笑)

借りた車の受取りは、日本でレンタカーを借りる時と変わりません

借りた車に傷やへこみがあれば、レンタカー会社のスタッフと一緒にチェック。これは日本と変わりません。ただし、日本に比べて傷が多いので、チェックは念入りに。

夫がスタッフと話している横で、私は(トラブルに備えて、引き渡し時の画像とわかるように、レンタカー会社の背景も入れながら)主要な傷の写真をとりました。

予約内容をプリントしたもの、パスポート、日本の免許証と国際免許、など、予約時に指示されていた書類を出し、車の使い方を聞き、ナビに最初の目的地を入れながら使い方を聞いて完了。

イタリアで(レンタカーを)運転するときに、気を付けること

日本とは反対側を走るのはもちろんですが…実際に道路を運転するときの注意をまとめました。

ちなみに私たちは、1日あたりの移動距離を、高速で移動するときは500km、一般道や山道は300kmを上限として計画を立てました。道に迷うこともあるかもしれないので、無理は禁物。そしてもちろん、給油と休憩は早め早めに!を心がけます。

  • 右側通行は意識していても、ウィンカーとワイパーが逆なのを忘れがち。指示器を出したつもりがワイパーが動いて慌てることが💦ハンドル操作を誤っては大変なので落ち着いて。
  • 昼間でもヘッドライト点灯。つけないと違反になる。
  • ZTL(侵入制限区域)に注意 イタリアでは歴史的に重要な地域や、町の中心部など、観光客が車を乗り入れてはいけない区域があり、監視カメラでナンバーをチェックしています。もし予約したホテルがこの区域内の場合は、チェックイン時にフロントで車のナンバーを伝えるそうです。(記録を削除してもらえる?仕組みは定かではないのですが…) 
  • ロータリー(Round About)は常に左側優先。ナビの案内をよく聞いて出口を確認するのが少し大変かも。私たちは持って行ったiPadも併せて使いました。
ZTLの標識
これがZTLの標識。

とくに要注意の、ZTL対策まとめーーー

  • ホテルの所在地はZTL内か確認
  • ナビ任せにしない。バックアップ用にタブレットでGoogleマップも利用。
  • それでも侵入した時は…一度入ってしまったら罰金は変わらないので、慌ててUターンなど危険な運転をしない。メンタルを切り替えて、安全を確認しながら出る。

どうしても失敗はあります。もしも侵入してしまったら イタリアZTL違反の罰金は日本に届く?レンタカーで侵入してしまい、支払った体験談【ボルツァーノ】 – 食べて、眠って、旅をする を見てください、少しは気が楽になるかも(笑)

区画線の色分けに注意、初めてではわかりにくい駐車場事情

  • 駐車場の線が白いところは無料、青は有料、黄色は地元民専用。有料の駐車場は、機械で先払いして出てきたレシートをフロントガラスに貼るのが多いですが、ゲートがあって徴収されることも。(防犯の点では、カメラのあるゲート付きの方が安心と聞きました)
  • 街なかの駐車場、特に道路わきのコインパーキングは覚悟が必要。「こんなところに入れるつもり?」という縦列駐車をよく見かけます。レンタカーに傷をつけられては困るので、あとから割り込まれそうなところは避けて慎重に探しました。
  • コインパーキングの機械は、日本の自動販売機のようにサクサク動かない時がある💦
  • コインを用意しておくのが安心。経験上、カード(クレジット、デビッド)を読み込んでくれたのは大きい観光地の新しい機械のみ。
コインパーキングの精算機
コインパーキングは先払い。とめる時間分のチケットを購入します。

反対車線×レンタカー×高速道路 危険にならない予備知識を

日本でもストレス要因になりがちな高速運転を、少しの予備知識で安全に走るために…

  • 高速道路(アウトストラーダ)に入るときは、CARTE(クレジットカード)かCONTANI(現金)へ。  TELEPASSと書いてあるところはダメ!(日本でいうと、ETCですね。)
  • 走行車線と追い越し車線の使い分けが徹底されているので気を付ける必要はあるけど、走りやすいという利点も。
  • パーキングエリア(オートグリルと呼ばれることが多い)では、食事や買い物のあとで道路に戻るには、ガソリンスタンドの給油レーンを通る設計になっていることが多い。給油しないならゆっくり通り過ぎればOK
高速道路のPA出口付近
オートグリルを出て高速に戻るときは、ガソリン給油レーンを抜けます。

山道ならではのドライブティップ。日本でイメージするのとはかなり違う、狭くてアップダウンあり、ドロミテは緊張続きのワインディングロード

ドロミテ横断はきっと山道をのんびり…と思っていたのが間違い。コルティナ・ダンペッツォ郊外はとくにスリリングでした。その時の様子は👉こちらから ミラノ・コルティナオリンピックの舞台ドロミテをレンタカーで④ SAS患者のイタリア旅行記(9) – 食べて、眠って、旅をする

  • 道幅が狭く、対向車と行違うのに注意が必要。なのにみんなスピードを落とさない。流れに乗るのが一番安全ではあるけど、後続車の圧が強いときは早めに退避して先に行ってもらうように。
  • カーブミラーが少ない。カーブで対向車が来ているかどうかわかりにくいし、どのくらいのカーブか知るためにナビの画面に目を落とすのがちょっと不安。
  • 自転車に注意!特に下り坂は、右後ろから(当たり前ですが)音もなく、いつの間にかやってきた自転車が抜いていく💦

いろいろとネガティブな情報ばかりお伝えしましたが、可能であれば余裕のあるスケジュールで、できれば渡航後すぐではなく、現地の様子を見てから運転をされることをお勧めします。

はじめにもお伝えしましたが、私は睡眠時無呼吸症候群で長時間のドライブに自信がないので、万一に備えて運転できる体制は整えましたが、車内ではナビのナビ(予備のナビを操作する)としてサポートに徹しました。休憩は多めに入れました。

それでもレンタカーを使った「山の1週間」は私たちの21日間の中で得難い経験になりました。重いスーツケースを持ち運ぶストレスのないレンタカーのたび、ぜひ皆さんもご検討ください。

この旅の始まりはここから👉 睡眠時無呼吸症候群患者の海外旅行記 イタリア21泊の個人旅行 ①関空からチャンギまで – 食べて、眠って、旅をする

レンタカーを使った「山の部」はここから👉 ミラノ・コルティナオリンピックの舞台、ドロミテをレンタカーで① SAS患者のイタリア旅行旅行記(6) – 食べて、眠って、旅をする始まっています。お時間あればぜひのぞいてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました