この街の観光をまとめた記事はこちらからご覧ください👉https://sweetdreams5.com/italy-side-lake-como-itinerary/
私たちがイタリア21日の旅をスタートしたコモは、日本人が知っている「コモのパン」はないけれど、古き良きヨーロッパの「ノブリス・オブリージェ」(高い地位には義務が伴う)が息づく、歴史と共存する街でした。

観光客としてほんの一端を垣間見ただけですが、その高潔な美しさに敬意を表して、駄文ですが感銘を受けたことをしたためてみます。
見た目だけではない、ノブリス・オブリージェを体現するイタリアのイケオジ!
次はぜひゆっくりと行ってみたい…と、私たちが20年間思い続けたイタリア旅行が実現したのは、コモにお住いのTご夫妻のご厚意のおかげでした。計画の途中でやっぱりホテルを取ろうかと相談しても、「そのくらいの日数ならうちで」、と言ってくださったのに全面的に甘え、持病をお持ちの奥様に大きな負担をかけてしまいました<m(__)m>
日本人奥様(マダム)と、Theイタリアのイケオジ(言葉が軽薄でごめんなさい💦)のご主人さま、Mr.T。
国境を越えたご夫妻の絆につけこむように5泊もさせていただいたなかで感じたことは・・・
- 代々この土地を守ってきた誇りと、「持てる者」ならではの寛容さ。(決して上から目線ではない献身)
- 家族や人の絆と、同様に「物」も大切にすること
- 環境への高い意識
移民に向けるまなざし|ヴィラ・エルバ の管理人室におもうこと
日本でも昨今話題になっている海外からの移民問題。他国と陸続きのヨーロッパではひと足早くこれらの問題と向き合っているようですが、とくにスイスとの国境に近いコモには、スイスを目指してきた移民がとどまることも多いそう。
政治的なことにはまだ理解が及びませんが、イタリアの富裕層の多くは、こうした問題に寛容な立場をとっているようでした。
T家をはじめ、周辺のお宅では経済的に苦労している移民の人たちに家の掃除などを任せているそうで、通常の報酬以外にも何かと支援をしているらしい話が聞こえてきました。(ヴィラ・エルバの管理人のための建物を見るにつけ、移民になってこんな仕事をしたいとちょっと夢想しました。ちなみにこの建物は現在市の所有する公共施設となっています)

…とはいえ、オーバーツーリズムによる日常生活への影響は深刻で、ときに通勤の足にまで影響が及ぶような現状には苦言もでるようでした。
マンマの献身がイタリア男子を輝かせる?

Mr.Tのマンマは三人のご子息を「毎食手作りの食事で育て上げ、下着まできっちりアイロンをかけ、身なりも美しかった」とか。話を聞いているだけで頭が下がるのですが、こうした献身がイタリア男性のルーツを形作るのでしょうね。
大切に保管された美しい遺品のヴィンテージレースを見せてくれる姿は美しいマンマへの愛にあふれていて、化粧っけなしの割烹着で息子を育てた自分をすこし反省しました(笑)
ゴミの分別と、洗濯に垣間見る環境意識
滞在中は現地のゴミの分別について教えてもらいました。(自治体によって多少変わるようですが)
- 生ごみ(これはコンポスト用として徹底しているようです)
- リサイクルできる紙類
- プラスティック、瓶、缶、ペットボトル
- その他のゴミ
日本でも(私の住んでいる地域は)生ごみ以外ほぼ同じですが、導入された30年ほど前には「こんなに細かいことを言っているのは日本だけだ!」という論調だった気がするので、世界を知らないのは恥ずかしいなと思いました。
洗濯については、洗濯機の運転時間がとにかく長い!2~3時間もかかるのですが、これも、洗剤を減らしてお湯でたたき洗いをするから、という事らしいです。****洗濯機の運転時間が長いのには、この後の旅程でたびたび悩まされました💦
大切な地球の自然を守ろうという気持ちは世界共通と再認識しました。
***ごみの分別に関する知識は、この後ドロミテのアパートメント滞在中もとても役に立ちました!アパートメントを利用される方は、事前にオーナーに分別のルールを聞いておくとスムーズですよ。
ボランティアの精神。コモ湖のゴミをみんなで掃除する!
コモ湖には山から流れ落ちる雨水に交じって、山の木々などが流入します。私たちが湖畔を散策した時にも、こまかい木の枝が風下にたまっているところがありました。
大雨の後などは湖面を覆うゴミをボランティア総出できれいにするそうで、その中には別荘を所有する俳優のジョージ・クルーニー氏も参加することがあるとか。
美しい景色をみんなで守ろうという意識に感銘を受ける一方、「ジョージ・クルーニーと一緒に参加したい♡」と思ってしまったのでした。


コモの街が大雨で浸水のニュース💦
近年のゲリラ豪雨と呼ばれる大雨が日本でもたびたび街を水浸しにしますが、湖をぐるりと囲むひな壇のようなコモの街でも、山から流れ込む雨水が一気に流れ落ち、ゴミと一緒に街にあふれます。
私たちが滞在している間も雨で道路が通行止めになっていたようですが、幸いお天気が回復して観光もできました。
帰国後すぐのニュースで、見覚えのあるコモの景色が洪水によって泥にまみれているのをみて胸が痛みました。古代ローマから悠久の歴史をもつ土地なので、きっと力強く復興するのでしょうが、美しい景色がこれからも守られていくのをねがいます。


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