長いイタリア旅行を終えての帰国。またストライキの影響を受けて交通機関の混乱に巻き込まれ、シンガポールで乗り継ぎ便が振替えになったうえ、日本では終電を逃します。
乗り継ぎ便が変更になったら、そのために日本での移動が困難になったら、どの時点で何をしたらよかったのか、経験した中でわかったことをまとめました。
ミラノ中央駅からトラブル続発の帰国
乗り込んだ列車がキャンセル!降ろされる。
夢のような21日間のイタリア個人旅行の終わり。帰国の朝は昨日予行練習していた動線で、階段の苦労を避けてミラノ中央駅まで行きます。切符も買ってあります! <前日の様子はこちら👉 ミラノ観光の穴場とモデルコース|スリ対策と効率ルートも解説>
帰国便は乗り継ぎの時間が少し厳しめではあるけれど、公式ページから買ったチケットなので可能なスケジュールだろうと安心していました。
SQ377 MXP13:25発 SIN07:40、シンガポールでトランジット
SQ620 SIN08:40発KIX16:10
出発便までは余裕をたっぷり見込んで9時には空港行の列車に。旅の余韻に浸っている間もなく、不穏なアナウンスが流れて車内がざわめきます。
「この列車は電気系統のトラブルのために運行停止します。降りてください」と言っている様子。

三十分待っても次のアナウンスはなく、他の移動方法を模索する人も
観光客同士では情報共有してもあまり役には立たず、余裕を見て駅に来たのはラッキーだったと思うしかない。出発便まで余裕がない人は慌てています。
これから旅行に出かける現地の女性が、「次の列車の見通しは立っていない、ただ案内を待つしかない」と英語で説明してくれている輪に加わり話を聞いていると、「市内に戻ればバスがある。タクシーに乗り合わせるのも良いかも」と提案してくれます。
5人乗りで荷物も入るおおきいタクシーをシェアしない?と、周りの人数を数えて、私も頭数に入れてくれるけど、残念。連れがいるからと断って輪を離れます。
いざとなったらほかの方法で空港まで行く覚悟も必要か…と暗い気持ちでアナウンスを待っていると、さっきの車両に乗客を誘導し始めます。え?直ったの?
15分後に出発、と言われて不安ながら先ほどの車両に座ると、さっき見かけた顔ぶれが戻ってきます。
みんな肩をすくめて何が何だか、みたいな顔。けっきょくこの列車が出発したのはそれからさらに25分ほどたってからで、理由はわからないけどとにかく空港に着いたら心底ほっとしました。
またストライキの影響。空港も混雑、飛行機のスケジュールも大きくずれ込む。
後で知ったことですが、私たちが出発した日の翌日、9/26はイタリア全土で大規模な航空ストライキが予定されていたそう。ファッションウィークで次の国へ向かうセレブが、足止めを食う前に一気に出国したなどの事情もあって、交通事情が混乱したようです。
さらにマルペンサ空港はこの年(2025)利用者数が過去最高を記録した年でもあり、普段から保安検査に一時間かかるのが常態化していたとか。
そんな混乱の中、シンガポールエアーのチェックインカウンターにたどり着くと「乗り継ぎが1時間しかないから、チャンギに着いたら急いでね、You must run. 」真顔で言われちょっと不安に。
保安検査も出国手続きも怒号が飛び交うような鬼気迫る状況.
けっきょく1時間遅れで予定の便が搭乗を開始したときは「これは乗り継ぎ無理ね~後のことはゆっくり考えよう」と機内へ…やっと出発。イタリアありがとう、バイバイ!という感傷を感じる余裕もあまりなく。

トランジットのシンガポールに着くと、乗り継ぎ便の振替を案内するカウンターが設置されている。
機内ではじたばたしても仕方ない。また波乱の予感があるので、体力温存のために大人しく眠ることに。

飛行機を降りると、長テーブルを並べた即席のカウンターで振替便の案内がある
はじめから1時間しかなかったトランジット、出発が1時間遅れたのでは絶望的。もしかして乗り継ぎ便も遅れてたりして…という淡い期待は裏切られ、私たちの飛行機は飛んだあと。
チャンギ空港では降り口に設置したテーブルに職員がチケットを並べて待ち構えています。
順番に名前を言って新しいチケットと、お詫びらしきバウチャー(空港で使える商品券)を受け取ります。
みんな殺気立っていて、(とくに日本人にとっては)何かを質問できる雰囲気ではありません。たとえて言えば「長いレジの列に並んで、自分の番が来てからもたつく」ような、早く終わらせて次の人に変わらなくちゃ!と思ってしまうムード。
この時点で「関空到着時は終電に間に合わない」ことは気づいていましたが、どこで誰に言えばよいのかわからず、このバウチャーはいくらなの?という、目先の欲にかられた質問だけはして受け取ってしまう。
バウチャーや振替便チケットを受け取った時点で、同意扱いになる可能性があります
後からわかった話ですが、チケットを受け取った時点で私たちは了承したことになってしまったらしい。
受け取らずに、この便では不都合だと交渉するべきだったようです(必ず要求が通るというわけではないでしょうが)
あとでカウンターを探して交渉すればいいかと考えていたのが暢気だった~
この経験から、乗り継ぎに失敗した時の対応をまとめると…
- 振替便のチケットを受け取る前に条件確認
- 不都合があればその場で交渉
- 到着後は航空会社カウンターへ
- 宿泊・交通費は補償対象になる可能性あり
それでも、あちこち駆けずり回ってシンガポールエアーの職員さんから「関西空港には困っていると連絡を入れておくよ。着いたら現地の職員が待っていて、どうしたらよいか教えてくれるから」という文言を得て、やっとバウチャーを使おうと買い物にいきます。食事はプライオリティパスのラウンジで済ませることに。

もらったのは券面に金額の書いてないバウチャーで、渡してくれた職員さんもいくら入っているか知らないようでしたが、使ってみるとひとり当たり40シンガポールドル(当時のレートで4629円)
臨時収入のお買い物ですっかり気をよくして、ラウンジでご飯を食べ、また機内へ。
スマホで関空近くのホテルを取ろうかと思いましたが、「空港で職員が待っているから」という言葉を信じることに。
関空で交渉。空港直結のホテルに泊まらせてもらう。
関空に到着したのは夜9時過ぎ。もちろん職員さんは出迎えてくれません。想定内です。
荷物をピックアップしたら、すっかり人数も減った夜の航空会社カウンターで事情を説明。
気の毒がって、空港直結のニッコーホテルを取ってくださいました。「朝ごはんまではつけられないですが、よろしいですか?」と聞かれ、「いやいや朝ごはんは大事でしょう」とまでは言えず(笑)
朝ご飯は21日ぶりのコンビニごはん。これが染みました。


クレカの特典を使って、スーツケースは宅配する
一晩ぐっすり眠って頭も冴え、翌朝はスーツケースを自宅まで送ることに。
Docomoのプラチナカードのおかげで一個500円を払って手ぶらになりました!この旅行中に現地でお買い物をしていれば特典が受けられ、家族カードも併せて二個送ってもらえたのです。
こうして私たちの波乱万丈のたびは終わり。帰りはなんと、51時間の放浪記に!!
今回の記事も、イタリア旅行記も、最後までお付き合いありがとうございました。

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